【インド】農家抗議、デリーと近隣州の境界の封鎖継続[農水](2021/01/06)
インドの北部デリー周辺で農業従事者が実施する抗議活動は、年明けも続いている。デリーと隣接するハリヤナ州やウッタルプラデシュ州を結ぶ一部の道路の州境付近は封鎖されたままの状態だ。ヒンドゥスタン・タイムズ(電子版)が5日に伝えた。
農作物の取引や価格保証に関する新たな農業関連法3本に対する抗議は、デリー周辺で11月下旬から続く。デリーとハリヤナ州を結ぶ道路2本で完全な封鎖が続いているほか、デリーとウッタルプラデシュ州をつなぐ道路2本も一部車道など部分的に封鎖された状態となっている。警察によると、デリーと両州を行き来するための迂回(うかい)や雨の影響で、デリーとその周辺の道路の交通渋滞が悪化している。
新法をめぐり農家は中央政府と過去7回にわたり協議したが、いずれも物別れに終わっている。年が明けてからは4日に協議が行われたが、前進しなかった。次回の協議は8日の実施を予定している。