【インド】米エイブリィ、新工場建設に25億ルピー投入［製造］（2020/12/14）

粘着ラベルなどを手掛ける米エイブリィ・デニソンは、インドに100億ルピー（約141億円）を投じて事業を拡大する方針だ。うち25億ルピーは、北部ウッタルプラデシュ州グレーターノイダで予定する新工場建設に割り当てる。エコノミック・タイムズ（電子版）が11日に伝えた。

パンカジ・バードワジ副社長兼ゼネラルマネジャーは、新工場の建設に向けてグレーターノイダで用地を取得したと説明した。既存工場の拡張と合わせて、インドでの生産能力を大幅に引き上げる。インド政府が推進する製造業振興策「メーク・イン・インディア」を支援する意向だ。

同社は23年前にインドに進出し、西部マハラシュトラ州プネや北部ハリヤナ州グルガオンに生産拠点、プネに技術開発拠点を設置している。インド事業の売上高は公表していないが、同副社長は「今年の決算（暦年）は前年並みを維持できる見通し」とコメント。今後インド市場で伸びが期待できる製品としては、衣料品の無線自動識別（ＲＦＩＤ）タグを挙げた。