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【台湾】20年の二輪車販売、25年ぶりの多さに[車両](2020/11/30)

台湾二輪車最大手の光陽工業(キムコ)の柯俊斌執行長は26日、台湾の2020年の二輪車新車販売が前年比12.2%増の101万2,000台になるとの予測を示した。予測通りとなれば、25年ぶりの多さとなる。27日付経済日報が伝えた。

柯執行長は新型コロナウイルス感染症がまん延した時期に、感染リスクの少ない二輪車の需要が拡大したと指摘。二輪車買い替え時の補助金の減額や、装着が義務付けられている「アンチロックブレーキシステム(ABS)」に対する補助金制度の終了を前に、駆け込み需要が発生していることも増加の一因とみている。

台湾二輪車市場の1~10月の新車販売は前年同期比9.8%増の78万5,510台だった。シェア1位は光陽工業(約26万2,000台)で、2位の三陽工業(SYM)を約4万台上回った。このままいけば、光陽工業が21年連続で販売1位となる。

■イタリア生産車を投入へ

光陽工業の柯勝峯董事長は26日、イタリアで生産する大型電動二輪車「RevoNEX」の市場投入に向けた準備を進めていると明らかにした。同社がイタリアで生産した車種を発売するのは初めて。

光陽工業は同日、台北市で新車種の発表会を開催。三輪車の新車「CV3」、電動二輪車の「F9」、大型スクーターの「DT X360」、大型二輪車の「KRV」を公開した。

光陽工業の柯勝峯董事長はイタリア生産車の市場投入に向けて準備を進めていることを明らかにした(同社提供)

光陽工業の柯勝峯董事長はイタリア生産車の市場投入に向けて準備を進めていることを明らかにした(同社提供)

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