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【インドネシア】化粧品のEC販売が80%増、コロナで追い風[商業](2020/11/25)

インドネシア産業省は24日、新型コロナウイルスの感染拡大後、化粧品の電子商取引(EC)による販売が80%増加したと明らかにした。同日始まった中小化粧品事業者向けのバーチャル展覧会で、同省中小・各種産業局のガティ局長が語った。

ガティ局長は「コロナ禍で外出を控える結果、美容サロンやスパに代わって、家で美容にかける時間が増えている」と説明。中小事業者に対し、EC販売の増加に適応するよう呼び掛けた。

展覧会には全国から35の事業者が参加。ニューノーマル(新常態)に対応するための講演や、個別相談会などが開かれる。ガティ局長は、展覧会を通じて安全で安価な地場製品への認知度を高めたいと語った。

また、原材料を製造する企業と化粧品業者の協業が進み、インドネシアの植物資源が化粧品にさらに活用されることへの期待を示した。

インドネシア中央統計局によれば、2020年1~3月期、化粧品を含む化学・製薬・伝統医薬品の売上高は、コロナ禍にもかかわらず前年同期比5.6%増加した。また1~6月の輸出額は15.2%増の4兆4,400億ルピア(約326億6,500万円)となった。

ドイツの調査会社スタティスタによれば、インドネシアの化粧品市場は20~25年に年平均6.6%の成長が予測されている。

インドネシア産業省が24日に開いたバーチャル展覧会は、29日までプログラムが用意されている(同省提供)

インドネシア産業省が24日に開いたバーチャル展覧会は、29日までプログラムが用意されている(同省提供)

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