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【台湾】TSMCが来年20%賃上げ、創業以来最大[IT](2020/11/16)

ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は来年1月から、平均20%の賃上げを実施することを決めた。賃上げ幅は創業以来最大となる。工商時報などが伝えた。

同社は13日、従業員に通知した。人材の誘致や人材流出の防止を目的に、大幅な賃上げを図る。中国半導体業界が台湾人材の引き抜きに動いていることに対応する狙いもあるとみられる。

一方、賞与は減額する可能性がある。TSMCの従来の給与体制は賞与の比率が高いとされている。

TSMCは毎年賃上げを実施しており、以前の賃上げ幅はおおむね3~5%だった。

同社は台湾の従業員の平均月給が最低賃金の約3倍と明らかにしており、現在の最低賃金に照らすと、7万台湾元(約25万7,400円)余り。同社の海外を含めた全従業員の19年の年収中央値(退職金、福利厚生除く)は163万元だった。

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