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【インドネシア】エアアジア、国内半年乗り放題サービス[運輸](2020/11/10)

エアアジアはインドネシアで国内線乗り放題サービスを発売した(同社提供)

エアアジアはインドネシアで国内線乗り放題サービスを発売した(同社提供)

マレーシア系格安航空会社(LCC)インドネシア・エアアジアの持ち株会社エアアジア・インドネシアは9日、期間限定の国内線乗り放題サービス「エアアジア・アンリミテッドパス」を発売したと発表した。基本料金は150万ルピア(1万1,000円)。23日~2021年5月31日までの約半年間、旅客サービス施設使用料(空港税)や航空保険料などの追加料金を支払えば何度でも搭乗できる。

乗り放題サービスの購入期限は15日で、エアアジアの会員に登録する必要がある。専用サイト<www.airasia.com/deals>から購入できる。

対象路線は首都ジャカルタやジョクジャカルタ特別州、東ジャワ州スラバヤ、北スマトラ州メダン、バリ州デンパサールなどエアアジアが乗り入れている国内線。ただし、年末年始やイスラム教の断食明け大祭(レバラン)といった繁忙期や一部の便は対象外となる。

航空券は出発日の2週間以上前に予約する必要がある。予約したにもかかわらず搭乗しない行為を2度以上繰り返すと規約違反としてサービスを取り消されるなどの条件もある。

基本料金は最大15キログラムの機内預け入れ荷物の手数料を含む。荷物超過や座席指定をする場合は、搭乗ごとに追加料金がかかる。空港税も追加料金が必要だが、政府は12月31日まで、ジャカルタ近郊のスカルノ・ハッタ国際空港やバリ島ングラライ国際空港を含む主要13空港の空港税を免除している。

中央統計局によると、新型コロナウイルスの影響で1~9月の国内線全路線の搭乗者数は前年同期比58%減の2,354万人に減少した。エアアジアは乗り放題サービスの実施により特に平日や閑散期の搭乗率回復を目指している。マレーシアでも6月に国内線乗り放題サービスを発売していた。

乗り放題サービスは、スリウィジャヤ航空が18年、1,200万ルピアで1年間有効なサービスを販売していた。ただし、購入者が航空券を予約しようとすると、全路線が満席で予約できないなどと問題になっていた。

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