【ミャンマー】総選挙の結果は受け入れる=国軍総司令官[政治](2020/11/10)
ミャンマーのミン・アウン・フライン国軍総司令官は8日、同日実施された総選挙の結果を受け入れると表明した。ミャンマー・タイムズ(電子版)が同日伝えた。
総司令官は8日、首都ネピドーの選挙区で投票した際、「民意の表れである選挙結果は当然受け入れなければならない」と指摘。「国民の怒りや不安を軽減することが重要だ」と語った。国軍側は、総選挙を前にした2日、総選挙が公正に進められていないとして、選挙管理委員会の運営と国民民主連盟(NLD)政権の監督責任を追及する声明を発出。両者の対立が高まっていた。
ミン・アウン・フライン国軍総司令官は、NLDと対立関係にある国軍系野党・連邦団結発展党(USDP)の支持を念頭に、「民族、宗教、教育を重要視し、国軍と協力できる政党を支持する」と話している。