【タイ】9月のMPI2.8%減、設備稼働率63%に上昇[経済](2020/11/02)
タイ工業省工業経済事務局(OIE)がこのほど発表した2020年9月の製造業指数によると、付加価値ベースの鉱工業生産指数(MPI、季節調整なし、速報値、2016年=100)は、前年同月比2.75%減の94.71だった。指数の下落は17カ月連続となった。前月比では5カ月連続で上昇した。
MPIは20業種(その他を除く)のうち、9業種がプラスとなり、前月から2業種増えた。MPI全体への寄与率が高い上位5業種の増減率は、◇「食品」が前年同月比1.11%減◇「車両・トレーラー」が12.74%減◇「コークス・精製石油製品」が9.06%減◇「コンピューター・電子製品」が2.25%減◇「ゴム・プラスチック製品」が0.45%減――だった。
9月の設備稼働率(季節調整なし)は63.07%。前月比では2.20ポイント上昇した。前年同月比で0.57ポイント下落し、17カ月連続で前年割れとなった。
20業種のうち、寄与率が高い5業種では、◇「食品」が前年同月比1.10ポイント減の49.99%◇「車両・トレーラー」が3.95ポイント減の77.27%◇「コークス・精製石油製品」が2.71ポイント減の69.77%◇「コンピューター・電子製品」が2.74ポイント増の80.09%◇「ゴム・プラスチック製品」が0.22ポイント増の48.28%――だった。
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