【ミャンマー】コロナの外出自粛、投票所への移動は例外に[政治](2020/10/27)
ミャンマー保健・スポーツ省は25日、新型コロナウイルスの感染予防のために導入している外出自粛措置について、11月8日に実施予定の総選挙での投票は対象としないと発表した。期日前投票のための外出も、自粛対象から外れる。
60歳以上の高齢者などによる期日前投票は、10月29日に始まる。新型コロナの隔離施設での期日前投票も、同日から行われる。
外出自粛措置は、新型コロナの市中感染がまん延している地域が対象。離島のココジュン郡区(ココ諸島)を除く最大都市を管轄するヤンゴン管区全域のほか、東部モン州、北中部マンダレー管区、中部バゴー管区、中部エヤワディ管区、北部カチン州の一部郡区で発令されている。
保健・スポーツ省はまた、感染拡大防止のために最大30人までとしている集会の参加人数の上限規制について、投票所は対象外とすることを発表。有権者や投票所の運営に関わる職員らが、感染予防策を取った上で多人数で集まることが可能になった。
集会の人数規制は、6日まで行われる選挙活動については上限が50人に設定されている。これまでの報道によれば、与党の国民民主連盟(NLD)や最大野党の国軍系政党・連邦団結発展党(USDP)は、新型コロナの流行地域では大規模集会などを開催しない方針を明らかにしている。