【マレーシア】Ｍペイ、中古車販売業者向け資金調達提供［車両］（2020/10/22）

マレーシアの電子決済事業者マネージペイ・システムズ（Ｍペイ）は20日、完全子会社であるクイックカス・マレーシアが、365リソーシズを通じ中古車販売者事業者向けに個人間で資金を融通する「ピア・ツー・ピア（ＰtoＰ）融資」のプラットフォームを提供する契約を締結したと発表した。

Ｍペイのチュー・チーセン社長によると、中古車販売業者100社に資金調達サービスを提供し、自動車一台当たりの上限は最大３万リンギ（約76万円）としている。各販売業者は最大10台を担保として差し入れできる。融資総額3,000万リンギから開始し、投資家には保証された収益を分配するとしている。

365リソーシズのソー・チーカン最高経営責任者（ＣＥＯ）によると、中古車販売業者は従来型の金融機関からの融資を受けにくく、高利貸から資金を調達せざるを得なかった。「コストは最終的に購入者に転嫁されるため、結果として低価格という中古車の魅力を損なっていた」として、ＰtoＰ融資の活用で迅速かつ低コストでの資金調達が可能になると説明した。