【インドネシア】国営鉄道車両ＩＮＫＡ、電動バスを走行試験［車両］（2020/10/22）

インドネシアの国営鉄道車両製造ＩＮＫＡは19日、台湾や地場の企業と共同開発した中型電動バスの試作車の走行試験を実施したと発表した。９月には政府当局から型式認証（ＳＵＴ）を取得しており、首都ジャカルタの公共バス「トランスジャカルタ」などへの供給を目指す。

走行試験は同日、東ジャワ州マディウンの一般道と、マディウン―チャルバン高速道路で実施した。

ＩＮＫＡの電動バスの名称は「Ｅ―イノバス（ＩＮＯＢＵＳ）」。台湾の電動バス会社、創奕能源からバッテリーなどの主要部品を、東ジャワ州マランの企業から車体の供給を受けた。

ＩＮＫＡによると、電動バスの充電にかかる時間は３～４時間。１回の充電で200キロメートルの走行が可能。ディーゼル燃料のバスよりも燃料費は49％節減できるという。

ＩＮＫＡが走行試験を実施した電動バス「Ｅ―イノバス」（同社提供）