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【インド】事業売却のフューチャー、損失700億ルピー[商業](2020/10/16)

インドの小売り大手フューチャー・グループの創業者、キショレ・ビヤニ氏は14日、新型コロナウイルスの感染拡大で店舗が閉鎖に追い込まれてからの3~4カ月で、売上高の損失が約700億ルピー(約1,000億円)に達したと明らかにした。同社は小売り事業からの撤退が決まっている。エコノミック・タイムズ(電子版)が14日に伝えた。

新型コロナ対策の全土封鎖に伴い、店舗営業は停止を余儀なくされた。ビヤニ氏は「(営業ができなくても)賃料と借入金の利息が発生し続けていたことが問題だった。損失額の大きさを考えると、(売却以外に)生き残る方法はなかった」と説明した。

フューチャーは8月、事業再編の一環として、競合リライアンス・リテールに中核である小売・卸売事業と物流・倉庫事業を2,471億3,000万ルピーで売却することで合意した。だた、フューチャー傘下企業の株式を保有する米インターネット通販大手アマゾン・コムは、リライアンスへの事業売却は契約違反であるとして異議を申し立てている。

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