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【タイ】昭和電工マテリアルズ、鉛蓄電池2社を合併[車両](2020/10/14)

昭和電工マテリアルズ(東京都千代田区)は12日、タイで自動車用鉛蓄電池の製造・販売を手掛ける連結子会社2社を合併し、新会社のタイ・エナジー・ストレージ・テクノロジー(TES)を今月1日付で設立したと発表した。効率的な経営資産の活用と事業運営を図る狙い。

日立ケミカル・ストレージ・バッテリー・タイランド(HCBT)と、日立ケミカル・ゲートウエー・バッテリー・タイランド(HCGB)の2社を合併し、新会社のTESを設立した。資本金は7億8,400万バーツ(約26億6,000万円)で、昭和電工マテリアルズおよび同社グループ会社が計97.9%を出資する。本社機能は、HCBTが本拠を置いていたバンコク東郊サムットプラカン県のバンプー工業団地に集約。工場は、同所の他に東部チャチュンサオ県のゲートウエー工業団地で操業している。

昭和電工マテリアルズは、タイにおける鉛蓄電池事業を再編・集約するため、2019年12月にチャチュンサオ県にHCGBを設立。鉛蓄電池や粉末冶金などの製造・販売を手掛ける昭和電工マテリアルズ・タイランド(旧日立ケミカル・アジア・タイランド)が、同社の自動車用蓄電池事業を今年3月末にHCGBに譲渡していた。

昭和電工マテリアルズは、19年12月の昭和電工による日立化成の完全子会社化に伴い、今月1日に日立化成から社名を変更した。

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