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【タイ】セントラル、健康志向商品の専門店を開設[商業](2020/10/07)

「ヘルシフル・ザ・クリスタル」の店内=タイ・バンコク(セントラル・リテール・コーポレーション提供)

「ヘルシフル・ザ・クリスタル」の店内=タイ・バンコク(セントラル・リテール・コーポレーション提供)

タイの流通大手セントラル・グループの小売事業統括会社セントラル・リテール・コーポレーション(CRC)は5日、完全子会社セントラル・フード・リテール(CFR)が、首都バンコクにオーガニック製品をはじめとする健康と環境にやさしい商品の専門店「ヘルシフル・ザ・クリスタル」を開業したと発表した。

CFRはこれまで、CRCが展開するスーパーマーケット「トップス・マーケット」の5店舗に「ヘルシフル」と称する売り場を設けて健康と環境にやさしい商品を販売しており、ヘルシフル・ザ・クリスタルは初の独立した店舗となる。

同店は商業施設「ザ・クリスタル・エカマイ―ラムイントラ」の1階に入居する。CFRのステファン・コウム最高経営責任者(CEO)は、同商業施設の周辺では高級住宅の開発が進み、インターナショナルスクールも複数あり、需要が見込まれることから出店を決めたと説明した。

オーガニックの生鮮食品や機能性食品など2,500品目余りの商品を取り扱う。ビーガン(完全菜食主義)やベジタリアン(菜食主義)向けのプラントベース(植物由来)の食品やアレルギーがある人向けの食品なども多く取りそろえる。カフェや、シャンプー、ボディーソープ、液体洗剤などの量り売りコーナーも設けられている。営業時間は午前8時~午後8時。

コウムCEOによると、タイの健康関連商品の市場規模は2,000億バーツ(約6,770億円)で、CFRの同分野の売上高は年20%程度の成長率を維持しているという。

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