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【タイ】ジェトロの食品ウェブ商談会、134社が出品[食品](2020/10/05)

「日本産農水産物・食品輸出商談会2020」のウェブサイト画面

「日本産農水産物・食品輸出商談会2020」のウェブサイト画面

日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所は2日、今年の日本産の農水産物・食品の輸出商談会をウェブ形式で始めた。過去6回にわたって首都バンコクで開催してきた同商談会だが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、初めてのウェブ商談会となった。日本から過去最多の134社・団体が参加。今月9日(一部は11月2日と4日)まで開催している。

ジェトロ・バンコク事務所の担当者によると、今回の商談会では、水産物ではウニ、マグロ、ホタテ、青果物ではイチゴ、マスカット、リンゴ、サツマイモなどを扱う企業が、バイヤーからの関心を集めている。このほか、幼児・子ども向け食品も関心を得ており、サツマイモを原料にした「食べられるおしゃぶり」、農薬・化学肥料を一切使用せずに栽培した茶葉を使った苦みのない有機茶、乳酸菌入りの英字形ビスケットなどに引き合いがあるという。

新型コロナの影響により、日本からタイへの農林水産物・食品の輸出額は3~5月に減少したものの、感染が収束した6~7月は前年同月を上回り、1~7月の累計ではほぼ前年並みに持ち直している。

一方で、海外との渡航制限は続いており、ジェトロ・バンコク事務所は、「親日家であるタイ人消費者が、タイにいながら日本各地の味を楽しめる環境をつくりたい」と意気込む。また、フードデリバリー市場の急速な拡大など、タイ市場の変化やニーズに応え、同国の輸入卸や小売り、飲食関係バイヤーに対し、商談会を通じて新たな商品提案を行っていく考えを示した。

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