【タイ】８月の会社登記７％減、２カ月連続で縮小［経済］（2020/09/28）

タイ商務省商業開発局（ＤＢＤ）は24日、８月の会社登記件数が前年同月比７％減の5,538件、資本金の合計額が17％減の143億1,600万バーツ（約479億円）だったと発表した。前年同月割れは２カ月連続で、１～８月も２桁落ち込んだ。

今年は１月から前年同月比マイナスで推移し、６月にいったんプラスとなったが、再びマイナスに転じている。８月の登記件数の上位３業種は、建設、不動産、物流・輸送だった。資本金500万バーツ未満の会社が98％を占めた。県別ではバンコク、東部チョンブリ、バンコク北郊ノンタブリの順に多かった。

解散登記件数は前年同月比24％減の1,337件、資本金の合計は81％減の54億800万バーツ。業種別では建設、不動産、外食の順に多かった。

１～８月の登記件数は前年同期比12％減の４万4,542件、資本金の合計は14％減の1,356億100万バーツ。解散登記件数は12％減の8,825件、資本金の合計は34％減の394億2,300万バーツだった。

８月末時点の国内の企業数（実際に活動している企業のみ）は77万278件、資本金の総額は18兆5,700億バーツとなった。

25日付クルンテープ・トゥラキットによると、東部の経済特区（ＳＥＺ）「東部経済回廊（ＥＥＣ）」に指定されている３県（チャチュンサオ、チョンブリ、ラヨーン）の１～８月の会社登記件数は前年同期比13％減の4,353件、資本金の合計は27％減の127億8,500万バーツだった。