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【ミャンマー】住民700万人分の食料配給を準備、ヤンゴン[社会](2020/09/28)

ミャンマー最大都市を抱えるヤンゴン管区で、商業省や管区政府などが約700万人の住民に対する食料配給の準備を進めているもようだ。同管区では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて住民の外出が制限されている。

地元メディアによると、新型コロナの予防・抑制・治療に関する中央委員会は「現在の外出規制で感染拡大を封じ込めなかった場合、管区内の世帯に配給する食料を準備する必要がある」と説明している。

商業省は同委の指示で、離島のココジュン郡区(ココ諸島)を除く44郡区に配給する食料の確保について、ミャンマー商工会議所連合会(UMFCCI)やヤンゴン運輸庁(YRTA)などと協議。十分な量の調達、梱包、配給に必要な時間、「密」を防いだ上で配給する方法などについて議論した。乾燥食品、野菜などの生鮮食品を含め2週間分を用意するという。

ただ、同省貿易局のミン・ミン局長は「700万人分の食料を調達、梱包、配給することは非常に難しい。密を防ぐ方法にも限界がある」と話している。

ヤンゴンでは現在、買い物などの外出は1世帯につき1人に制限されている。市場や食料品店は営業しているが、飲食店は持ち帰り料理のみ提供。また、民間企業の出勤は原則禁止されている。

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