【インド】三菱ふそう、輸出向けバスの本格生産を開始[車両](2020/09/24)

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三菱ふそうトラック・バスは21日、協業するドイツ系商用車大手ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ(DICV)がインド南部タミルナド州チェンナイ近郊に持つオラガダム工場で、輸出仕様バス「BA」の生産を本格的に開始したと発表した。アラブ首長国連邦(UAE)向けに既に100台の生産が完了している。

BAは、ふそうブランドで初めての輸出仕様バス。ダイムラーグループ傘下の三菱ふそうとDICV、ドイツのエボバスが共同で開発に関わった。三菱ふそうとエボバスが販売戦略、DICVが設計・製造を担い商品化した。

通勤・通学の移動手段として自動車やバスの利用が一般的なUAEでは、従業員の送迎などで定員35人程度の大型バスへの需要が高い。BAの定員は37人(運転手1人含む)で、DICVのインド国内向け商用車ブランド「バーラトベンツ」の大型バスをベースに設計。既存モデルを活用することで顧客の需要への迅速な対応を実現した。

UAEで以前から販売している小型バス「ローザ」は定員26人で、バーラトベンツは進出していない。現地ではふそうブランドの評価が高いことから、バーラトベンツではなくふそうブランドで大型バスを投入し、既存の販売店網を活用して存在感をさらに高める狙いだ。

BAは2019年9月までに試験生産、同12月から試験販売をそれぞれ開始し、今年の夏に本格的な生産と販売に踏み切った。生産台数は、23年末までに累計800台を超える見通し。三菱ふそうの広報担当者によると、今後は中東・北アフリカ地域を含むUAE以外の市場での展開も検討していく。

三菱ふそうにとってUAEは中東・北アフリカ地域における最大市場。19年の市場シェアは53%を誇る。オラガダム工場からはBAのほか、中型トラック「FA」「FI」、大型トラック「FJ」「FZ」を輸出している。

三菱ふそうトラック・バスには、ドイツのダイムラートラックが89.29%、三菱グループが10.71%を出資する。DICVはドイツのダイムラーが100%出資するインドの完全子会社。DICVは13年からオラガダム工場でふそうブランドの中・大型トラックを生産し、三菱ふそうはこれらのモデルを海外市場に展開している。

ふそうブランド初の輸出仕様バス「BA」(三菱ふそうトラック・バス提供)

ふそうブランド初の輸出仕様バス「BA」(三菱ふそうトラック・バス提供)

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