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【香港】〔トラム〕リベンジ消費に後ろ向き、市民6割超[社会](2020/09/22)

カナダ系保険会社、サンライフ香港(香港永明金融)が実施した消費などに関するアンケートによると、新型コロナウイルス感染症の流行による外出自粛の反動で一気に財布のひもが緩む「リベンジ消費」について、市民の63%が「過去数カ月に行動に移したことはない」と答えた。外食業界や小売業界の期待とは違い、不透明な先行きに慎重な消費者が多いようだ。

調査は8月5~16日、インターネット上で20~40歳の香港人1,020人を対象に実施し、消費や家計について尋ねた。

過去数カ月にリベンジ消費したことがないと答えた人のうち、27%は景気や雇用の先行きを不安視し「蓄えを増やしたい」と答えた。新型コロナ流行後に飲食や娯楽、美容、散髪などの支出を減らした人の平均削減幅は35%に上った。

ネット上で割引情報を1日1回以上検索すると答えた人は4割を超えた。新型コロナ流行後に、こうした情報を知人と頻繁に共有し合うようになった人も3割に上った。これに対し、投資や貯蓄に関する情報収集に割く時間は比較的短い傾向にあった。

貯蓄の目的も新型コロナの流行前後で変化があった。貯蓄のうち住宅購入資金の割合は22%から18%に、結婚資金は13%から10%にそれぞれ減った。信報などが伝えた。

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