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【台湾】BYDがiPad供給網入り、台湾EMSに圧力[IT](2020/09/17)

中国新エネルギー車(NEV)大手の比亜迪(BYD)が、米アップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」の組み立て業務に参入すると報じられ、台湾のEMS(電子機器の受託製造サービス)への圧力が強まるとの見方が出ている。BYDは広達電脳(クアンタ・コンピューター)に替わり、iPadのエントリーモデルを受注するとみられている。16日付聯合報などが伝えた。

中国メディアによると、BYDはアップルが発表したiPadの新機種の組み立てを受注したことを認めた。BYDはアップルのサプライチェーン(部品の調達・供給網)入りを果たすことになる。

アップルのサプライチェーンに詳しいアナリストによると、BYDが順調に生産を進めれば、来年にはより高規格機種の受注を得る可能性もある。

iPadを組み立てる主力業者は現在、鴻海精密工業と仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の台湾2社。ただ市場では、「当面は主にこの2社が引き続き受託するものの、2社は将来競争に直面する可能性が高い」とみている。

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