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【マレーシア】国境開放「急がない」、首相がテレビ演説[経済](2020/09/17)

マレーシアのムヒディン首相は15日夜、テレビ演説を行い、新型コロナウイルスの新規感染者が国内外で増加する中、国境再開は急務でないとの見解を示した。東マレーシア・サバ州では、不法移民を収監している地区警察本部で大規模なクラスター(感染者集団)が発生していることから、不法入国の取り締まりも強化する方針だ。

ムヒディン首相は「国境規制を緩和したことで、感染が爆発的に増加した国もある」と述べ、「新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を過小評価してはならない」と強調。その上で、「国と国民を保護するために、政府は国境の開放を急ぐつもりはない」と説明した。

ムヒディン首相はまた、「国内ではここ2週間に615人の感染者が新たに確認され、懸念している」とし、国民にマスクの着用や標準作業手順書(SOP)の順守を怠ることなく、気持ちを引き締めるよう呼びかけた。15日時点の国内の感染状況も概説し、国内で139万5,578人がウイルス検査を受け、人口1,000人当たり41.8人が受検したことも明らかにした。

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