【香港】希望者向けＰＣＲ検査、14日まで延長［社会］（2020/09/10）

香港政府は９日、希望する居住者を対象に実施している新型コロナウイルスの無料ＰＣＲ検査の期間を３日間延長し、14日までとすると発表した。市民の検査需要などから判断した。

政府は当初、検査期間を１～７日と設定。状況次第でさらに最長７日間延長する方針を示しており、４日に11日まで延ばすことを決めた。今回は再延長となる。域内122カ所で運用している検体採取拠点は、12日以降は57カ所に縮小する。

検査事務を担当する政府の聶徳権（パトリック・ニップ）公務員事務局長らによると、９日午後２時までに約136万2,000人分の検体を採取した。このうち同日正午までに検査を終えたのは約115万人分で、18人が陽性反応だったという。検査の予約者数は現段階で約126万1,000人。最近は専用のウェブサイトで予約をせず、検体採取拠点を直接訪れる市民が増えているという。

会見に同席した政府の陳肇始（ソフィア・チャン）食品・衛生局長は、市民に対し積極的にＰＣＲ検査を受けるよう呼び掛けた。