【フィリピン】政府のオンライン会社登記、今月始動［経済］（2020/09/01）

フィリピン政府は今月、会社設立手続きを一括で受け付けるオンラインシステム「中央ビジネスポータル（ＣＢＰ）」を開設する見通しだ。ビジネスワールドなどが伝えた。

登記手続きを８段階に減らし、登録されるまでの期間を１週間未満に短縮することを目指す。2019年には13段階あり、所要日数は33日だった。

ＣＢＰは情報通信技術省が開発したシステムで、ビジネス環境改善法に基づきフィリピン大統領府直轄の反レッドテープ機関（ＡＲＴＡ）が運営を所管する。新型コロナウイルスの感染流行に対応するため変更が加えられ、所定の利用者に限った試験が実施された。

ＡＲＴＡは先週、情報通信技術省、証券取引委員会（ＳＥＣ）、内国歳入庁（ＢＩＲ）、社会保険機関（ＳＳＳ）、フィリピン健康保険公社（フィルヘルス）、住宅開発相互ファンド（Ｐａｇ−ＩＢＩＧ）と会合を開き、９月中のポータルサイト立ち上げを決定した。