【インドネシア】映画館の営業再開へ、鑑賞者の年齢は制限[媒体](2020/08/27)
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インドネシアの新型コロナ対策本部(タスクフォース)は26日、国内の映画館の営業再開を認めると発表した。具体的な時期は各地方政府と協議して決定する。ただし新型コロナウイルスの感染防止のため、12歳以下と60歳以上の鑑賞は禁止する。
タスクフォースのウィク・アディサスミト報道官は、感染の懸念や経済状況、長らく娯楽が制限されていることによる住民への精神的な負担などを考慮して映画館の営業再開を決定したと説明。客同士の間隔を1.5メートル以上離す、館内で不要な会話をしない、チケットはオンラインで売買するなどの衛生規律を順守することを求めた。
首都ジャカルタ特別州のアニス知事は同日、映画館の営業を再開するための規定を近く公布すると説明。「映画鑑賞中は会話することもないため、他の娯楽に比べると感染リスクが低い」との自身の考えを示した。ただし、「衛生規律が順守されていない映画館には再び営業停止を求める」と強調した。
ジャカルタでは、州政府が新型コロナの「災害緊急対応」状態に入ったと宣言した3月下旬から5カ月以上、映画館の営業が停止されている。