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【マレーシア】活動制限令の延長、保健省が首相に勧告[経済](2020/08/25)

マレーシア保健省は、新型コロナウイルス感染症対策の回復活動制限令が今月末に期限を迎えることを受け、ムヒディン首相に延長するよう勧告した。ムヒディン首相が、保健省の勧告を勘案し、延長の可否を近く発表する見通しだ。

地元各紙によると、アダム・ババ保健相は23日、回復活動制限令の延長をムヒディン首相と国家安全保障会議(NSC)に勧告したと明らかにした。期間については、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が先に、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)収束に2年ほどかかるとの見解を示したことを挙げ、「事態が収まるまで」と説明。人々に入店時や建物の入館時に求めている政府の新型コロナ対策アプリ「マイスジャテラ」の登録か記名についても、続けていく方針を示した。

ノル・ヒシャム・アブドゥラ保健局長は24日、NNAに対し、「回復活動制限令を延長するかどうかは、ムヒディン首相次第だ」とコメント。保健省が延長を勧告したとの報道については言及を避け、「首相の発表を待ってほしい」と述べた。

回復活動制限令の延長については、マレーシア医師会(MMA)などの医療関係者や、マレーシア製造業者連盟(FMM)といった実業界からも、国内で新型コロナの感染が収束するまで必要との意見が出ている。

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