【ミャンマー】タイ、不法入国のミャンマー人40人を逮捕［社会］（2020/08/19）

タイ国軍は15日、不法入国したミャンマー人出稼ぎ労働者40人を逮捕した。ミャンマー・タイムズ（電子版）が17日伝えた。

タイの首都バンコクでミャンマー人出稼ぎ労働者を支援している団体「エイド・アライアンス・コミッティー」（ＡＡＣ）の関係者によると、40人は、ミャンマーとの国境に近いタイ西部カンチャナブリ県の森林で拘束された。人身売買業者が使う経路で入国したもよう。

ＡＡＣの関係者は「人身売買業者が活動を再開し、タイに安全に入国できると言って多くのミャンマー人出稼ぎ労働者をだましている」と説明。ミャンマーで待機している出稼ぎ労働者に対して「今は仕事のあっせん業者を信じず、国境が正式に再開するのを待ってほしい」と警告した。

今回拘束された出稼ぎ労働者の話では、ミャンマーでは約1,000人が人身売買業者を通じてタイに入国するのを待っているという。

タイのミャンマーとの国境付近では10日に５人、14日に14人のミャンマー人がそれぞれ拘束された。タイは現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止策の一環として、国境での監視を強化している。