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【韓国】双竜自監査人、半期報告でも「意見不表明」[車両](2020/08/18)

経営不振に陥る韓国の双竜自動車が14日公示した2020年上半期の決算報告書によると、会計監査法人である三晸KPMGが内容の正当性を留保する「意見不表明」としたことが明らかになった。今年1~3月期決算時に次ぐ意見不表明により、双竜自の株式は18日まで売買停止となった。ソウル経済新聞などが伝えた。

三晸KPMGは「上半期の最終損益が2,025億ウォン(約182億円)の赤字となり、流動負債が流動資産を4,480億ウォン超過した。この状況は、企業としての存続能力に疑問を提起するレベル」と説明した。双竜自は17年から赤字が続いており、6月末時点での借入金は約3,069億ウォンに上っている。

自動車業界の競争が激化する中での新型コロナウイルス感染症の流行が重なり、双竜自の販売は大きく落ち込んでいる。さらに筆頭株主のインド自動車大手マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)は追加投資を行わず、持分率を50%未満に引き下げる意向を明らかにするなど、経営は崖っぷちの状態が続く。

双竜自は新たな投資誘致に力を入れるが、投資家探しも困難を極めている。最悪の場合は会社更生法に相当する法定管理を申請する可能性もあるとみられる。

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