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【韓国】現代自「アイオニック」、EV専用で再出発[車両](2020/08/12)

現代自が来年から24年にかけて発売する新型EV「アイオニック」シリーズのコンセプトカー(同社提供)

現代自が来年から24年にかけて発売する新型EV「アイオニック」シリーズのコンセプトカー(同社提供)

韓国の完成車最大手、現代自動車は10日、今後発売する新しい電気自動車(EV)専用のブランド名を「アイオニック(IONIQ)」に決めたと発表した。

アイオニックは、2015年に発表された環境対応車に使用したブランド名だ。トヨタ自動車の「プリウス」をライバルと位置付け、セダンタイプのハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)、EVの3タイプが発売されたが、近年は別の環境対応車「コナ」の発売などで影が薄れていた。現代自はアイオニックを新EV向けブランドとして再出発させ、世界的なブランドとして育てていく考えだ。

まずは、来年中に準中型クロスオーバー・スポーツタイプ多目的車(CUV)タイプのEVを発売する。22年にセダンタイプを追加した後、24年には大型スポーツタイプ多目的車(SUV)タイプを発売する予定だ。

モデル名はCUVが「アイオニック5」、セダンが「アイオニック6」、大型SUVが「アイオニック7」と、それぞれアイオニックに数字を加える形にする。「ブランド名+数字」は消費者が分かりやすいだけでなく、将来のラインアップ拡充時に柔軟に対応できる点などを考慮して決めた。

アイオニックブランドは◇20分の急速充電◇満充電時に450キロメートル以上の走行性能◇ゆったりとした車内空間――など、性能やデザイン面でもこれまでのモデルとは差別化されたラインアップに仕上げる計画という。

アイオニックは、エネルギーを生み出す「イオン(Ion)」と現代自の独創性を意味する「ユニーク(Unique)」を合わせた造語だ。これには、「性能の追求だけでなく、ドライバーにさまざまな経験を提供する」という意味が込められている。

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