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【台湾】納智捷が99.5%減資、財務立て直しへ[車両](2020/08/05)

台湾自動車大手の裕隆汽車は3日に開いた董事会(取締役会)で、「LUGEN(ラクスジェン)」ブランドの乗用車生産を手掛ける傘下の納智捷汽車の減資を決定した。減資比率は約99.5%。大規模な減資により財務状況の立て直しを図る。4日付工商時報などが伝えた。

納智捷の資本金は97億5,000万台湾元(約352億円)から5,000万元に減る。

裕隆によると、減資はEMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業との合弁会社設立に向けた動き。グループ全体の財務状況を改善し、合弁会社の設立資金を確保する。

合弁会社は9月に設立する予定。設立の準備が整った後は、納智捷の再増資を行う可能性もある。

納智捷は2008年の設立以来、新車種の開発に絡むコストや直営販売拠点の運営コストが負担となり、増資と減資を繰り返して財務の改善を進めてきた。最近では19年末に40億元の減資を行い、その後、増資により資本金を98億元に再度引き上げていた。

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