【ベトナム】各地で一部封鎖、二大都市でも新規感染[社会](2020/07/30)

ベトナム各地で、病院や地区など一部封鎖が相次いでいる。中部ダナン市から新型コロナウイルスの感染が広がり、29日にはホーチミン市やハノイでも新規感染が確定した人が出た。グエン・スアン・フック首相は同日、「感染源の『F0』が特定されておらず、(以前の流行とは)状況が異なる」と語り、過去数日で市中感染が広がっていることへの危機感をあらわにした。地元各紙が伝えた。

29日は、午後6時までで12人の新規感染が確定した。全国の累計感染者数は450人となった。新規感染者の内訳は、ダナン8人、ホーチミン市2人、ハノイと中部高原ダクラク省1人ずつ。

フック氏は同日、6省市(ハノイ、ホーチミン市、中部ダナン、同クアンナム省、トゥアティエンフエ、北部ハイフォン)の自治体を交えたオンライン会合を開いた。ダナンが新型コロナ流行再発の震源地とされるが、感染経路が不明の状態で、大都市や中部をはじめとする各省市に感染が広がる可能性があると指摘した。

■二大都市も抑え込みへ

ハノイの新規感染者は、7月12~15日にダナンを訪れていた男性(23)。同男性が勤めるカウザイ区のピザ店と周辺地域、同じく住居があるナムトゥリエム区の一部は封鎖となった。

同市人民委員会のグエン・ドゥク・チュン主席は、7月8日以降にダナンに行き、特に感染地域を訪れた人への検査・隔離措置を実施すると明らかにした。ダナンからハノイに1万5,000~2万人が移動した見込みで、「ハノイは高リスクとなっている」。

ホーチミン市は、7月1日以降にダナンを訪問した人の追跡を急いでいる。同市11区にあるホテルが封鎖され、同ホテルに近いチョーライ病院(5区)とビンタン区の国際病院は29~31日に外来患者の受け付けを停止することとなった。同市の新規感染者は、米国籍の男性(57)とベトナム人女性(46)。二人とも、過去数週間以内にダナンの病院で治療を受けていた。

■ダナン周辺地域でも感染

新型コロナの流行再発の起源は、ダナン在住の男性(416人目の感染者)が20日に症状を訴え病院を訪れたことまではさかのぼることができる。ただ、感染がどのように広がってきたのかは詳しく分かっていない。

中部高原ダクラク省の新規感染者は、6月26日~7月17日にダナン総合病院で研修を受けていた女性(21)。7月20日に発熱症状があったが、服薬により回復。26日には、同市からダクラク省ブオンマートゥオット市行きのバスに乗車していた。

ダナン市は今月28日から封鎖されている。他地域でも、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つための社会隔離政策が再び実施される可能性がある。

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