【韓国】上半期の有休取得、３割が「10％以下」［経済］（2020/07/30）

韓国就職情報サイトのジョブコリアが、韓国企業で働く会社員1,092人を対象に、今年上半期の有給休暇の取得状況について調査した結果、「（取得した有給休暇は）全体の10％以下」と答えた人が35.0％に達した。そのうち、45.6％の人は「有休を自由に取得できない」と回答した。

有休取得状況を例年と比較した場合、「例年と同水準」は53.8％、「例年より取得日数が少ない」は30.6％だった。

例年より取得した有休の日数が少ない人のうち、33.2％（複数回答）は「業務が多忙のため」と回答した。「（新型コロナウイルス感染症により）外出や旅行が難しい状況のため」が28.1％、「在宅勤務により有給の使用が減った」が17.4％と、コロナ禍も影響していることが分かった。

一方、新型コロナの影響で例年より多く有給を取得した人もいた。有休取得日数が例年より多い会社員の40.9％（複数回答）は「感染拡大予防の観点から有給を取得した」、31.0％は「会社から有休取得を促された」と回答した。