【韓国】セルトリオンのコロナ薬、食薬処が臨床承認[医薬](2020/07/20)
韓国の食品医薬品安全処(食薬処)は17日、製薬大手セルトリオンの新型コロナウイルス感染症の抗体医薬品「CT―P59」に対する第1相臨床試験の実施を承認した。国内初の新型コロナ薬の臨床試験となる。
同社が開発する新薬は、遺伝子組み換え技術による抗体医薬品。これまで韓国では新型コロナ薬の臨床試験が12件承認されているが、いずれも既存の医薬品が新型コロナの治療に有効かどうかを確認するものだった。
臨床試験は、忠南大学病院で健康な人32人に新薬を投与して安全性などを評価するもので、今年9月までに終了する計画。同社によると、新薬は感染力が高い変種ウイルス(GH型)への効果がより高いという。