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【ミャンマー】空路封鎖、10月以降の解除見通し=副大統領[運輸](2020/07/13)

ミャンマーのヘンリー・バン・ティオ副大統領は、政府が新型コロナウイルスの水際対策として実施している国際線旅客機の着陸禁止措置について、解除は10月以降になるという見通しを明らかにした。

電子メディアのイラワジによると、同副大統領は7日、観光振興のための政府の委員会の会合で「国内の空港が国際線の旅客便の受け入れを再開するのは、今年の第3四半期(7~9月)の後になるとみている」と説明した。

ミャンマー政府は、空港業務が本格再開された後に、東南アジア諸国連合(ASEAN)とアジア諸国に向けた観光振興再開を発表する見通し。新型コロナの感染抑制に成功している国・地域間で、外国人旅行者の入国・入境規制を緩和する「トラベル・バブル」での人の往来については、タイ、ベトナムとの間で計画している。

ヘンリー・バン・ティオ副大統領は「初期段階の合意が成功すれば、日本や韓国、中国、香港、マカオとのトラベル・バブルにも進む意向だ」と語った。

ミャンマー国際航空(MAI)のティン・マウン・タン・ゼネラル・マネジャーは「10月まで国際線旅客機の着陸禁止措置が延長されれば、航空会社や空港運営会社、観光事業者が破綻してしまう」と危機感を表明。世界的に国際線の運航が再開され始めようとしていることを引き合いに、副大統領が10月までの空路封鎖に言及したことは「若干、性急であるように思う」と語っている。

ミャンマーは3月31日から、貨物便や海外で働く自国民が帰国するための救援便を除く国際線旅客機の着陸を禁止。現時点で7月31日を期限としているが、延長の可能性が高まっている。

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