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【インドネシア】シャープ、新型冷蔵庫「キレイ3」発表[電機](2020/07/09)

SEIDの新しい1ドア冷蔵庫「キレイ3」は「和」を意識したデザインとなっている(同社提供)

SEIDの新しい1ドア冷蔵庫「キレイ3」は「和」を意識したデザインとなっている(同社提供)

シャープのインドネシア法人シャープ・エレクトロニクス・インドネシア(SEID)は8日、国内で生産する冷蔵庫で主力と位置付ける「キレイ(Kirei)」シリーズの第3弾「キレイ3」を発表した。容量は133、166、184リッターの3種類。価格は160万~200万ルピア(約1万1,900~1万4,900円)で、全国の店舗やオンラインショップで販売を開始している。

アンドリ上席ゼネラルマネジャー(全国販売担当)は「コロナ禍で食品を買いだめする家庭が増えている。備蓄のための買い足しに、小型で容量の大きな1ドアタイプ冷蔵庫は最適だ」と説明。不安定な電圧に対する保護機能などを搭載しており、少ない電力でも稼働するという。

SEIDはキレイ3を年間36万台販売し、1ドア冷蔵庫市場で25~30%のシェア確保を目指すとしている。

寺岡真司社長によると、同社は1981年に冷蔵庫の生産を開始しており、累計生産台数は今年、2,000万台に達した。現在、冷蔵庫市場のシェアは29.7%と、業界トップという。

■オンライン販売が大幅増

寺岡社長はオンライン会見で「3月から4月中旬にかけては、コロナ禍で事業展開に苦戦した。ただ幸いにも、4月末には空気清浄機などの主力製品の販売が持ち直した」と述べた。空気清浄機に加え、エアコンや冷蔵庫など、シャープ独自の空気清浄技術「プラズマクラスター」を搭載した商品の販売が堅調だった。

アンドリ上席ゼネラルマネジャーによると、同社は「インターネットの最適な活用」「潜在需要の正確な把握」「コロナ禍で変化した生活様式に対応した製品の投入」を3本柱にする方針。インターネットを通じた販促キャンペーンなどの展開で、オンライン販売による売上高はコロナ前の月100億ルピアから同200億~300億ルピアに拡大したという。

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