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【カンボジア】対米輸出にやや陰り、5月は14%減[経済](2020/07/09)

米国勢調査局によると、カンボジアの1~5月の対米輸出額は前年同期比25.9%増の23億6,300万米ドル(約2,540億円)だった。輸入額は同42.5%減の1億2,530万米ドル。貿易総額は同18.8%増の24億8,830万米ドルで、輸出額が全体の約95%を占めた。

5月単月の輸出額は、前年同月比13.6%減の3億3,880万米ドル、輸入額は同66%減の1,710万米ドル、貿易総額は19.6%減の3億5,590万米ドルだった。

プノンペン・ポスト(電子版)によると、カンボジア商工会議所(CCC)のリム・ヘン副会頭は7日、好調な輸出について、「米国でカンボジア製品の需要が極めて大きいことを示している」と指摘。年末まで、対米輸出と貿易総額は順調に推移するとの見通しを示した。

両指標とも2桁のマイナスとなった5月単月の結果については、「新型コロナウイルスの影響で、米国企業が一時的に発注を取りやめたため」と説明。通年では、「米国経済も正常化に向かいつつあるので、欧州とともに今後は発注も回復する」と予測した。

カンボジア王立アカデミー(RAC)の経済アナリスト、ホン・ワナック氏は、「新型コロナの感染状況次第で、5月以降も米企業からの発注が低水準にとどまる可能性もあるが、カンボジア製品が評価されている限り、両国間の貿易は順調に推移する」とコメントした。

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