【韓国】19年のエイズ感染1222人、過去最多を更新[医薬](2020/07/06)
韓国保健福祉省傘下の疾病管理本部は3日、2019年に新たにエイズウイルス(HIV)感染が判明した人は1985年の統計開始以降で最も多い1,222人(前年比16人増)だったと発表した。
疾病管理本部のチョン・ウンギョン部長は「エイズは治療薬が開発され、早期発見による治療でリスクを最大限抑えることができる。保健所の無料・匿名での検査を積極的に受けてほしい」と述べた。
エイズの新規感染者数は、00年の244人から10年は837人、13年は1,114人、17年には1,190人と年々増加傾向にある。
19年は男性の感染割合が90.9%(1,111人)に上り、女性(111人、9.1%)を大きく上回った。国籍別でみると、韓国人は82.2%(1,005人)で、外国人も17.8%(217人)と多かった。
韓国人感染者の感染経路は「性的接触」が81.7%(821人)で最も多かった。このうち「同性間の性的接触」が53.8%(442人)に上った。