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【シンガポール】チャンギ空港、非接触チェックイン機を導入[運輸](2020/07/02)

スクリーンに直接触れなくても入力できるセルフチェックイン端末(CAG提供)

スクリーンに直接触れなくても入力できるセルフチェックイン端末(CAG提供)

シンガポールのチャンギ空港を運営するチャンギ・エアポート・グループ(CAG)は1日、世界の空港で初めて、非接触型スクリーンを採用したセルフチェックイン端末を導入すると発表した。空の移動が本格的に再開するのを見据え、感染症予防措置を強化するのが狙いだ。

非接触型スクリーンを採用することで、搭乗客がスクリーンにタッチしなくても、ボタンを選択したり文字を入力したりできるようにする。まず新型コロナウイルスが流行する中でも営業を続けている第1・第3ターミナルで、セルフチェックイン端末やセルフの荷物預け入れ端末160台余りに順次導入する。

このほかの感染症予防措置としては、シンガポール移民局(ICA)と共に出入国審査所の自動ゲートのシステムを更新し、顔・虹彩認証による審査を可能にした。パネルへの接触が必要な従来の指紋認証システムと置き換えていく方針だ。

ターミナル内の自動清掃ロボットには、カーペットなどを消毒するスプレーの機能を追加。エスカレーターや動く歩道の手すりでは、深紫外線(UV―C)を利用した消毒システムを試運転している。エレベーターでは、指を近づけただけで反応する非接触型ボタンを試験的に導入した。

CAGのタン・ライテック・エグゼクティブバイスプレジデント(空港運営担当)は「今回発表した一連の取り組みは、旅客の健康と快適な空港での体験にコミットするための取り組みだ。今後も航空会社などと連携しながら、ニューノーマル(新常態)を見据えて対策を徹底する」と述べた。

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