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【韓国】6月企業景況感は56、コロナ不振から改善[経済](2020/07/02)

韓国銀行(中央銀行)によると、2020年6月の企業の景況感を示す業況判断指数(BSI)は56となり、前月比で3ポイント上昇した。製造業は51と09年2月(43)以来の低水準を記録した5月(49)から2ポイント上昇。サービスなどの非製造業は60と、新型コロナウイルスの経済対策として給付された「緊急災難支援金」が寄与し、2カ月連続で上昇した。

BSIは基準値(100)を下回ると、景気が「悪化した」と感じる企業が、「良くなった」と感じる企業より多いことを示す。調査は6月15~22日に実施され、企業3,170社が回答した。

製造業(1,935社)は5カ月ぶりにプラス成長に転じた。医療・精密機器(52)は10ポイント上昇。電子・映像・通信設備など(69)は7ポイント上がった。造船・その他運送(49)も前月の19ポイント下落から5ポイントの上昇に転じた。先月11ポイント下がった自動車(25)も5ポイント上昇した。

一方、石油精製・コークス(25)は17ポイント下がった。

企業別では、大企業が58と1ポイント上昇。中小企業も45で4ポイント上がった。輸出企業は59と6ポイント上昇。内需企業は47と横ばいだった。

項目別では、売上高(53)が5ポイント上昇。そのほか、稼働率(58)は4ポイント、生産(62)は6ポイント、それぞれ上がった。新規受注(59)も5ポイント改善。資金繰り(68)も4ポイント上がった。

非製造業(1,235社)は60と、4ポイント上がった。売上高(60、4ポイント上昇)、採算性(73、5ポイント上昇)など全ての項目で改善した。

7月のBSI見通しは全産業で55と、6月の見通しに比べて2ポイント上がった。BSIと消費者心理指数(CSI)を組み合わせた6月の景況感指数(ESI)は63.1で、前月に比べて5.3ポイント上昇した。

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