【タイ】計量イシダ、バンコクに技術拠点を開設[製造](2020/07/08)
計量器大手のイシダ(京都市)はこのほど、タイの首都バンコクに「アジア・テクニカル・センター」を開設した。
同センターは、食品工場向けの計量や包装、検査、箱詰めなどの機器に関するエンジニアリング強化のための機能を担う。タイを含む東南アジア全域のエンジニアリング強化を図る。
日本、中国、韓国、英国の各工場には、テクニカル・センターと同様の機能を内包しているが、独立したテクニカル・センターを開設したのは初めて。
センター開設に当たっては、1億5,000万円を投じた。延べ床面積は1,110平方メートル。商談のための会議室とショールーム、見積もりや検収のための実演ラインと出荷前検収テストのゾーン、社内外への研修ができるセミナー室、部品庫やサービスマンのオフィスから成る。タイ法人のイシダ・タイランドが運営する。
イシダは、アジアで積極的な事業展開を図っている。東南アジアでは、タイ以外にベトナム、インドネシア、マレーシアに現地法人を持つ。アジアの生産拠点として、中国・上海と韓国に加え、2021年初めにはインド工場の完成・稼働開始を予定している。