【ミャンマー】双日が変電所整備を受注、150億円[公益](2020/06/26)
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双日は24日、ミャンマー電力・エネルギー省から、変電所2カ所の整備を約150億円で受注したと発表した。日本の円借款事業の一環で、設計・調達・建設(EPC)の一括請負により、中部バゴー管区パヤジーと最大都市ヤンゴンのラインタヤ郡区に変電所を新設する。
建設するのは500/230キロボルト(kV)の超高圧変電所で、2022年末ごろの完成を見込む。
変電所の建設により、国内の水力発電所のほとんどが集中する北東部からヤンゴンなどのある南部への送電の安定化が期待される。国際協力機構(JICA)の資料によれば、現在の北部から南部への送電線の主要ルートは1回線で老朽化しており、故障による大規模な停電のリスクが懸念されている。日本は約411億円の円借款を供与し、2カ所の変電所とともに、両変電所を結ぶ95キロメートルの送電線の新設も支援する。
双日は、ミャンマーでのインフラ整備事業の拡大に注力しており、19年には主要3都市とティラワ経済特区(SEZ)を結ぶ基幹通信網の改善事業を受注している。