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【カンボジア】北西部州、タイへの電力依存から脱却推進[公益](2020/06/08)

カンボジア北西部バンテイメンチェイ州のウム・レアトレイ知事は、隣接するタイへの電力依存からの脱却を進める方針を明らかにした。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。

同知事は「州の電力はタイからの輸入と首都プノンペンからの送電に依存しているが、電力自給に向け、発電事業への投資誘致を促進したい」と述べた。

バンテイメンチェイ州では現在、タイのBグリム・パワーが地場レイ・パワー・サプライを通じて出力30メガワット(MW)の太陽光発電所の建設を進めている。投資額は2,880万米ドル(約31億円)。現在の進ちょく率は20%で、今年10月の稼働を予定する。

同州の電力需要量は100MW。州内では、日本企業が多く集まるSANCOポイペト経済特区(SEZ)、プノンペン経済特区社(PPSP)が開発したポイペトPPSEZなどが操業している。 

カンボジアでは現在、南東部スバイリエン州で出力10MW、南部コンポンスプー州で80MWの太陽光発電所が操業。10月には、西部ポーサット州で出力30MWの太陽光発電施設が稼働する。

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