【マレーシア】コロナ新薬ライセンス契約、専門家が問題視[医薬](2020/05/21)

医療専門家の複数団体が組織するマレーシア保健連合(MHC)は19日、新型コロナウイルスの診断、治療、ワクチンに関するあらゆるライセンス契約にマレーシアが含まれるべきだとする声明を発表した。新型コロナ治療薬「レムデシビル」の供給先リストに同国が含まれていないことを問題視している。

MHCは、米ギリアド・サイエンシズが、インドやパキスタンを本拠地とするジェネリック医薬品(後発薬)メーカー5社と治験中のレムデシビルの包括的な任意・無償ライセンス契約を締結したことを受け、声明を出した。レムデシビルの供給先となる127カ国・地域のリストに、マレーシアや複数の中所得国が含まれていないためだ。

MHCは「契約の締結過程は透明性を保ち、誰もが受け取れるようにすべきだ」と主張。「新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の克服には人類全体の努力が必要」とし、マレーシアと全ての中所得国が必要に応じ、後発薬メーカーから輸入できるようにすることを呼び掛けた。

ギリアドの声明によると、レムデシビルのライセンス料は、▽世界保健機関(WHO)による新型コロナに関連した「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の終結宣言▽レムデシビル以外の新型コロナ治療薬、予防としてのワクチンの承認――のいずれかの時点まで5社から徴収しないという。

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