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【フィリピン】今年の新規上場2~3社、証取が見通し[金融](2020/05/15)

フィリピン証券取引所(PSE)のラモン・モンゾン社長兼最高経営責任者(CEO)は、今年の新規株式公開(IPO)が2~3社にとどまるとの見通しを示した。14日付マラヤが伝えた。

モンゾン社長は、政策金利の引き下げなどで債券の利回りが低下しており、上場よりも社債発行の方が企業にとって有利になっていると指摘。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で株価が急落していることもあり、新規上場する企業は少ないとの見方を示した。

今年に入ってIPO実施を表明したのは新興スーパーマーケットチェーンのメリーマート・コンシューマー・グループのみ。2019年は4社がIPOを実施した。

メリーマートのIPOは、3月に証券取引委員会(SEC)が承認済みで、6月15日に上場する予定だが、モンゾン社長は同社の上場目論見書が、出店計画などについて非常に楽観的な見通しを示していると指摘。目論見書の見直しを指示したことを明らかにした。

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