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【カンボジア】アクレダ銀上場、1750万ドルを調達[金融](2020/05/27)

カンボジアの大手商業銀行アクレダ銀行は25日、カンボジア証券取引所(CSX)に上場し、1,750万米ドル(約18億8,400万円)を調達した。株式上場では国内企業で6社目、商銀では初めてとなる。プノンペン・ポスト(電子版)などが26日に伝えた。

今回の新規株式公開(IPO)では全株式(約4億3,300万株)の約1%(約434万株)を売り出し、2,497の投資家が参加。初日の取引では、1株当たりの公募価格(1万6,200リエル=約424円)を1.9%上回る1万6,500リエル(4.12米ドル)の初値を付けた。

アクレダ銀のイン・チャンニー頭取は、「創業から27年を超える今、新型コロナウイルスの感染が拡大する状況下で、出資してくれた機関や投資家に感謝したい」とコメント。今後の具体的な資金調達目標などは設定していないが、長期的な視点で株式の取引を継続していきたい考えを示した。

オウン・ポンモニラット財務経済相は、時価総額が17億5,000万米ドルに達するアクレダ銀の上場は、国内外の投資家を誘致する上で重大な意義を持つとの見方を示した。

上場から2日目となった26日は、前日の終値を360リエル上回る1万6,860リエルで取引を開始。一時1万6,520リエルまで値を下げたが持ち直し、1万7,880リエルで取引を終えた。この日の売買高は約5億6,000万リエルで、CSXの取引総額の8割超を占めた。

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