【ベトナム】スマホの世界出荷台数13%減、3億台下回る[IT](2020/05/14)

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香港の市場調査会社カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチによれば、2020年第1四半期(1~3月)のスマートフォンの世界出荷台数は前年同期比13%減の2億9,500万台だった。最初に新型コロナウイルス感染症が流行した中国で、出荷数が3割近く減少したことが響いた。四半期別で3億台を下回ったのは、14年第4四半期以来初めて。

中国の第1四半期の出荷数は27%減少した。新型コロナで生産に支障が出たことで、世界市場シェアは22%となり、前年の26%から低下した。カウンターポイントは、長期的に見れば端末メーカーがサプライチェーン(供給網)を分散させる動きにつながり、ベトナムやインドが代替国となる可能性が出てきたと指摘した。

新型コロナにより、需要も減る。同社のアソシエートディレクター、タルン・パターク氏は、景気の低迷で消費者が高額商品の購入を控えるため、買い換えサイクルが伸びる傾向にあると指摘。世界のロックダウン(都市封鎖)の時期にもずれがあり、需給が完全に元に戻るには時間がかかるとの見方を示した。

■5Gスマホの出荷シェア8%に増加

第5世代(5G)移動通信システムに対応したスマホの出荷シェアは、20年第1四半期は8%と、19年第4四半期の1%から増加した。リサーチアナリスト、バルン・ミシュラ氏によれば、5Gの展開計画は新型コロナによって一部の国では中断されたものの、中国では期待通りに進んでいる。経済活動が戻るにつれ、韓国のサムスン電子や中国のOPPO広東欧珀移動通信(オッポ)、北京小米科技(小米、シャオミ)などが300米ドル(約3万2,000円)未満の端末を投入するとみられ、5G端末の売り上げは今後も伸びると予測した。20年下半期には5Gがスマホ市場の回復ペースを速めると期待する。

■トップ10社でシェア83%

中国の華為技術(ファーウェイ)やサムスンなどスマホのトップ10社のシェア合計は83%となり、前年同期の80%から上昇した。主要メーカーはほぼ減収となっているが、シャオミは前年同期比7%増、オッポの姉妹ブランドであるリアルミーは同157%増だった。両社の最大の市場であるインドが3月末に都市封鎖を実施したことが理由のひとつとして挙げられる。

新型コロナによるスマホ市場の縮小は、第2四半期(4~6月)に一層深刻になる可能性がある。各メーカーへの影響度はそれぞれが依存する地域や販売経路、主力製品の価格帯に左右されるとみられる。

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