【台湾】TSMCの4月売上高、同月の過去最高に[IT](2020/05/11)

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ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が8日発表した2020年4月の連結売上高は、前年同月比28.5%増の960億157万台湾元(約3,420億円)だった。2カ月ぶりに1,000億元台を下回り、今年2番目の低水準となった。ただ経済日報によると、4月としては過去最高額を更新した。前月比では15.4%減った。

1~4月は前年同期比38.6%増の4,065億9,875万元となった。

TSMCはこのほど開いた業績説明会で、第2四半期(4~6月)の売上高が101億~104億米ドル(約1兆890億~1兆1,210億円)になると予測。第2四半期はモバイルデバイス製品向けの需要が縮小するものの、第5世代(5G)移動通信システムや在宅勤務の普及によるハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)向けの需要が拡大し、マイナスを相殺すると説明していた。

証券筋は、「4月は中国などでの新型コロナウイルス感染症の影響を受けたが、5月と6月の売上高はともに1,000億元台を回復する」とみている。

■聯華電子が記録更新

台湾2位の聯華電子(UMC)が発表した4月の連結売上高は、前年同月比24.6%増の150億5,918万元だった。プラス成長は7カ月連続で、単月の過去最高額を記録した。前月比では3.4%増えた。

パソコン周辺機器やコンシューマー・エレクトロニクス製品向けの好調な需要が売り上げを押し上げた。

1~4月の売り上げは前年同期比28.4%増の573億2,703万元。

聯華電子は、顧客の引き合いに支えられ、第2四半期(4~6月)のウエハーの出荷量が前四半期比で1~2%増え、平均価格も1~2%上昇すると予測。第2四半期の売上高は前四半期から2~4%増加して四半期ベースの過去最高額を更新するとみている。設備稼働率は前四半期から1~3ポイント上がって94~96%となる見通し。

TSMC傘下で、8インチウエハー対応ファブ(工場)専業の世界先進積体電路(バンガード)が発表した4月の連結売上高は前年同月比12.6%増の25億8,519万元となった。前月比では10.1%減。

1~4月は前年同期比13.3%増の104億2,911万元。

第2四半期の売上高は前四半期比で2~7%増の80億~84億元になると予測。四半期ベースの過去最高額となる計算で、電源管理ICや大型パネル用ドライバーICの需要が旺盛なことを理由に挙げた。

■下半期に懸念

聯華電子と世界先進の2社はともに、「下半期(7~12月)の見通しは不透明」との見方を示した。

聯華電子は「顧客からの受注取り消しは避けられない」と指摘し、世界先進も「受注は6月末まで見通せるが、下半期は不確定要素が多い」と説明した。

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