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【香港】1Qの飲食店売上高31%減、減少幅は過去最大[サービス](2020/05/08)

香港政府統計処によると、2020年第1四半期(1~3月)の飲食店の総売上高(速報値)は前年同期比31.2%減の216億6,600万HKドル(約2,970億円)だった。マイナスは4期連続。減少幅は前期から16.8ポイント拡大し、四半期として過去最大となった。

物価変動の影響を除いた実質では32.3%減。総仕入れ高は29.1%減の70億4,900万HKドルだった。

同処報道官は大幅減収について、新型コロナウイルスの感染リスクと、それに伴う渡航制限やソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つ措置が、事業に深刻な打撃を与えたと指摘した。

総売上高を業態別に見ると、収益規模が最も大きい中華料理店が39.6%減の80億8,000万HKドルと減少幅が最大。バー(37.5%減)や中華料理以外の飲食店(29.0%減)も不振が目立った。ファストフードが17.1%減、その他も25.9%減と2桁マイナスを記録した。

総売上高は前期比で18.4%減。また今回公表した単月ベースの総売上高は、1月が前年同月比10.8%減、2月が42.1%減、3月が41.7%減となった。

報道官は今後について「最近は以前の非常に厳しい状況に比べると相対的に改善の兆しがみられる」としながらも、景気が後退する中、飲食業の経営環境は短期的には厳しい局面が続くとの見方を示した。

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