【ミャンマー】世銀が5千万ドル融資、ICU拡充にも活用[金融](2020/04/22)

世界銀行は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するミャンマーの緊急対策事業に5,000万米ドル(約53億8,000万円)の融資を承認したと発表した。集中治療室(ICU)の拡充などに活用される。

世銀のマリアム・シャーマン・カントリーディレクター(ミャンマー・カンボジア・ラオス担当)は、「新型コロナの感染拡大防止や医療従事者の保護のほか、感染者の重症化や死亡率を最小限に抑えることを目的に緊急支援を行い、病院の体制を整える」と説明した。

緊急事業では全国の国立病院8カ所、管区・州立病院43カ所で、特にICUの拡充や医療従事者の能力向上などに取り組む。人口密度の高い地域や出稼ぎによる移住者の多い地域から、段階的に実施していく方針だ。

同事業は、世銀の支援を受け既に実施されている「ミャンマー・エッセンシャル・ヘルス・サービシス・アクセス・プロジェクト(EHSAP)」を補完するもの。EHSAPは、出産などを含む医療サービスの利用拡大を促進する目的で2015年に始まり、現在までに1万2,000カ所以上の医療機関を支援した。

非常事態を受け、EHSAPの資金の一部も新型コロナ緊急対策事業に充てる。医療従事者の研修費や病院の運営費を補うほか、検査能力の拡充、感染の疑いがある患者に関する情報共有・報告システムの確立、少数民族の居住地域における医療機関の協力、医療従事者やボランティア向けのガイドラインの作成、新型コロナのリスクを国民に周知させるための情報公開や資料の作成などにも活用するという。

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