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【香港】コロナ影響、香港航空業がアジア最大[運輸](2020/04/09)

国際航空運送協会(IATA)は8日までに、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けた入国制限やトランジット(別便への乗り換え)サービスの停止により、香港の航空業界は2020年にアジア太平洋地域で最も大きな打撃を受けるとの見通しを示した。8日付サウスチャイナ・モーニングポスト(電子版)が伝えた。

IATAによると、世界的な渡航規制が向こう3カ月間続く場合、香港の航空旅客需要は前年比で46%の大幅減となり、売り上げは60億米ドル(約6,500億円)減少する見通し。乗客数は合計延べ2,360万人減少し、14万6,000人が職を失うリスクがあるとみている。

一方、アジア太平洋地域全体の航空旅客需要は20年に37%減少し、880億米ドルの減収になると試算。香港以外の市場は、中国本土が37%減、オーストラリア39%減、シンガポール37%減、日本38%減、韓国40%減になるとした。IATAは、同地域の航空会社への財政支援が急務だと訴えた。

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