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【カンボジア】閉店義務ない飲食店に、当局立ち入り圧力[サービス](2020/04/09)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、カンボジアでは娯楽施設の休業措置が取られている中、現時点では営業停止義務がない飲食店が、地元当局から閉店を迫られたと訴える声が上がっている。クメール・タイムズ(電子版)が7日伝えた。

首都プノンペン中心部にある人気レストランの米国人店主は、当局から数度にわたって閉店するよう圧力をかけられたと語った。最近では、当局職員から営業停止に関する承諾書への指紋押捺を求められ拒否したところ、命令違反として罰金や営業許可証の取り消しをほのめかされたという。この店では酒類も販売していたため、営業停止対象のバーとして扱われた可能性が高いとみられている。

また同じ地区の別のレストランでも、来店した職員が閉店を命じたが、フン・セン首相が「工場、市場、カフェ、レストランは閉鎖しない」と述べた演説動画を店主が見せると、職員は立ち去ったという。

商業省報道官は、現時点でレストランや食堂に対する営業停止命令やそれに関連する通告はないと明言し、「こうした報告があること自体驚きだ」と述べた。ただし私見として、レストランであっても人同士が密接に接触する状況で営業していれば、対人距離の確保を厳格に求めている保健省の衛生規定に反し、警察の取り締まり対象となる可能性があると述べた。

カンボジアでは現在、学校や博物館、映画館、クラブ、カラオケ店、バーへの休校・休業命令が出ているほか、コンサートや宗教集会、大規模な集会の開催が禁止されている。

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